開催趣旨

京都の北西、天門の地にある北野天満宮は、菅原道真を祭神としてまつる御社です。令和9年(2027)に道真薨去から1125年目の式年大祭「半萬燈祭」が執り行われることを機に、京都国立博物館では北野天満宮に伝わる国宝・重要文化財17件を中心とした全国の天神信仰ゆかりの品々を一挙公開する特別展を開催します。史上初となる国宝「北野天神縁起絵巻(承久本)」全巻全場面公開のほか、重要文化財の「弘安本」「光信本」「光起本」など多くの北野天神縁起絵巻を展観し、説話上の北野天神誕生の場面に迫ります。また、京都国立博物館と北野文化研究所の調査によって発見された作品や、日本各地の天満宮・天神社、社寺に伝わる名品の数々から、これまであまり語られてこなかった天神信仰の多様な側面と、これらが日本文化の中で果たしてきた重要な役割を紐解きます。

萬燈祭とは

萬燈祭とは、御祭神菅原道真公が薨去されて以降、50年、25年毎に斎行されてきた北野天満宮の式年大祭です。「萬燈祭」と称するのは、萬(万)の燈を灯して、御祭神を慰霊する意であり、50年毎の大祭を「大萬燈祭」25年毎の大祭を「半萬燈祭」と称して、御祭神の御心をお慰め申し上げるとともに、様々な神賑行事を執り行い、天神信仰を未来へ繋ぐ重要な大祭として継承されてきました。


またこの式年大祭に合わせて、社殿の大規模な修造ならびに境内維持整備を行い、平安時代より受け継いできた北野の信仰・歴史・文化・伝統を次世代に受け継いで行きます。(北野天満宮HPより)

お知らせ

2025/12/15

公式サイトを公開しました。

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北野祭礼図絵巻(部分) 京都・北野天満宮 [通期展示]